クリニック便り

キシリトール商品はどれを選ぶのがより効果的?

皆さんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか。6月になりました。5月下旬頃から梅雨入りらしいですが、すでに夏のような陽気です。私が小さい時の6月は、まだまだ寒い日があった記憶がありますが、最近は梅雨入りや梅雨明けや夏本番もたいして変わらない気がします。さらに私の子供の運動会も6月にあります。昔、運動会は9月と決まっていました。6月に運動会などを企画しても雨で予定が立たないイメージですが、最近はちがうようです。

 

歯にいいレシピ


鯛(たい)のあら汁

材料(2人分)
・鯛のあら…1尾分
・水…約1.5リットル
・昆布…1枚(10cm×10cmくらい)
・長ネギ…2本
・塩…適量

栄養価(1人分)
●エネルギー…98kcal
●食物繊維…0.7g

作り方
①:鯛のあらは洗って水気をふき取る。塩をふって15分ほど置いてから、グリルで表面に軽くコゲ目がつくまで焼く。
②:鍋に①・昆布・水を加えて加熱する。煮立ったら長ネギを加える。
③:塩で味を整えてから、器に盛って完成。

ワンポイント!
魚の身は歯ぐきの健康を維持するたんぱく質、骨や歯を強くするカルシウムが豊富に含まれています。 このレシピは魚を焼いてから煮込むので、くさみがなく深い味わいのスープになります。

 

歯にまつわる豆ちしき

ギネス登録!世界最大の歯
乳歯が抜けたり、何らかの事情で抜歯したりしたときなど、歯全体の長さを目にする機会ってこれまでありませんでしたか?歯の場所にもよりますが、歯の長さは根元から先端までおおよそ2cm程度が平均です。しかし、2019年にドイツのオッフェンバッハという地域にある歯科医院で、歴史上最も長い歯が抜歯されました。

 

歯科医のマックス・ルーカス氏が抜歯した歯の長さは、なんと驚異の3.72cmもあったそうです!「抜歯された最も長い人間の歯」として、ギネス世界記録に登録されています。

 

世界おもしろ事情

イタリアの父の日
今月の第3日曜日は父の日です。日本ではプレゼントを贈り、日頃の感謝の気持ちを伝える日になっています。もちろん世界各国にも父の日がありますが、日本とは違う風習があります。

 

例えば、イタリアの父の日は3月19日です。この日はイエス・キリストの育ての父親で、聖母マリアの夫にあたるサン・ジュゼッペの祝いの日。イタリアの父の日では、サン・ジュゼッペに捧げるゼッポレというお菓子が作られます。

レシピは各地で少し異なりますが、基本的にはシュー生地の上にカスタードクリームとフルーツのシロップ漬けをのせて揚げたものです。一説によると大工だったサン・ジュゼッペが副業で揚げ物屋をしていたことにちなんでいるそうです。

 

キシリトールでむし歯予防!

むし歯予防に効果のある「キシリトール」。キシリトールはイチゴやスモモなどに多く含まれている甘さが強い糖質です。日本では1997年(平成9年)に食品の中に入れることが許可されました。今回はそんなキシリトールの効果についてご紹介します。

 

 

なぜキシリトールはむし歯予防に役立つのか?

甘さが強い糖質なのに、なぜむし歯予防に効果があるのか疑問を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?実は、キシリトールには唾液の分泌を増やしてお口の中を中性・アルカリ性にする効果があります。その働きにより、むし歯の原因となる歯垢を減らすことがわかっているのです。

 

体への安全性もWHOやFAOから認められているため、幼児はもちろん、妊娠中に摂取することも問題ありません。ただし、食べ過ぎると一時的にお腹がゆるくなってしまうこともあるので注意が必要です。

 

キシリトール商品はどれを選ぶのがより効果的?

【ガム】
唾液を分泌する作用のあるガムは、他商品よりも効果的だと言えるでしょう。キシリトール入りガムは、ご飯を食べた後や歯みがきの前に噛むだけで歯の浄化作用が期待できます。

 

 

【タブレット】


ガムを長時間噛むことのできない歯列矯正中の方や、幼児、高齢者、入れ歯をしている方にオススメです。口に含む際には、タブレットを長時間口の中にとどめておくと効果的です。




【チョコレート・グミキャンディー】
すぐに溶けたり、飲み込んだりしてしまうことから、ガムに比べると効果は劣ってしまうようです。しかし、砂糖とちがいむし歯の原因にならないため、おやつとしておすすめです。

良いことづくめのキシリトールですが、むし歯予防で最も重視すべきは歯みがきです。キシリトールは、あくまで歯みがきにプラスする補助的予防法としてご活用ください。