クリニック便り

からだの健康は歯の健康から!

皆さん こんにちは!いかがお過ごしでしょうか。

寒さも一層厳しい時期ですが、日中の日差しに春の気配を感じるのは私だけでしょうか。最近は雨も少なく日中も少し暖かさを感じるため、休日は娘と公園に行っています。

娘はスケボーに乗って勢いよく公園に行くのですが、体力の配分を分かっておらず、歩けなくなるほど力を使い切ってしまいます。結局、私がスケボーを持ちながら娘を抱っこして帰る必要があり、寒さも相まって気が遠くなるほどきつい帰途になることもしばしばです。

 

歯にいいレシピ

ヨーグルトディップ添え温野菜サラダ

材料(2人分)
・かぼちゃ・・・300g
・卵・・・・・・・・・M玉2個
・ブロッコリー・・・20g
・ミニトマト・・・・・30g
・食パン・・・・・・・・・20g
(a)フレンチドレッシング・・・大さじ1と1/2
(a)粉チーズ・はちみつ・・・・各小さじ1
<ヨーグルトディップ>
・無糖ヨーグルト・・・大さじ2
・マヨネーズ・・・・・・・大さじ2

栄養価(1人分)
●エネルギー・・・390kcal
●カルシウム・・・87mg

作 り 方
①:かぼちゃはラップで包み、電子レンジで柔らかくなるまで加熱したら一口大に切る。卵はゆで卵にし、輪切りにする。ブロッコリーは小房にして火が通るまでゆでる。
②:ミニトマトは半分に切る。食パンは一口大に切る。
③:小さいボウルに(a)を入れて混ぜ合わせる。
④:器に①・②をのせ、③をかける。<ヨーグルトディップ>の材料を混ぜ合わせ、別の皿に入れて添える。

ワンポイント!
トマトとかぼちゃには歯ぐきの健康維持に欠かせないビタミンC、ビタミンEが多く含まれています。また卵には、カルシウムの吸収を高めるビタミンDも豊富です。

 

歯にまつわる豆ちしき

ペットへの歯みがきも大切
アメリカの獣医協会によると、犬や猫の健康障害の第1位は口内疾患だそうで、歯ぐきの疾患は3歳以上のペットの8割にみられたそうです。ニューヨーク州の獣医センターの医師も、ペットの健康管理上で最も有効なのは歯の手入れだと言っています。

犬や猫にとっても歯周病は歯を失うことにもつながりますし、それだけでなく、歯周病菌が血管を通って全身をめぐることで、腎不全・心不全・肝不全など重大な病気につながる恐れもあるそうです。

ちなみに、歯周病の一つの兆しとして「口臭」がありますので、口臭が気になったらまずは獣医師に診てもらいましょう。もちろん、人間にとっても歯周病は深刻な問題ですから、気になる症状がありましたら歯科医師にご相談ください。

 

世界おもしろ事情

ペルーの風邪の治し方
日本では風邪の治し方として「しょうが湯を飲む」「首にネギを巻く」など昔から言われてきましたが、では、世界の国では一体どのような風邪対策をしているのでしょうか?

 
南米の国「ペルー」では、風邪のひき始めや気分が悪いときには脱脂綿にアルコールを浸して鼻の下に置き、この臭いを吸い込んだり、ビスコという強いお酒を飲む人もいるそうです。他にも、熱が出たとき輪切りにした生のじゃがいもを額にのせ、じゃがいもが乾いたら新しいものと入れ替えるといったことを繰り返す地域もあるそうです。

日本でも額をタオルや氷のうで冷やしたりしますが、国が違うとのせるものもこんなに違うんですね。

 

からだの健康は歯の健康から!

歯や歯ぐきは単に食べ物を噛むだけではなく、私たちの日常生活の健康を支えています。今回は、歯や歯ぐきが不健康になってしまうと体にどのような影響を及ぼすのかについてお話しします。

私たちの健康を支えている歯の存在
歯や歯ぐきが健康で食べ物をしっかり噛めていれば、胃や腸に負担をかけず、からだ全体にバランス良く栄養を行き届かせることができます。また、歯ざわりや歯ごたえを楽しめるので味覚を豊かにしてくれますし、美しい顔の形や表情も作ってくれます。もちろん会話がスムーズにできるのも、歯がそろっていて、はっきり発音できるおかげですし、食べ物をしっかり噛むことで脳が働き、ボケ防止にもなります。

歯や歯ぐきが不健康になってしまうと、体にどのような影響が出る?

歯や歯ぐきが不健康になると、先ほどとは反対によく噛めなくなるため、胃や腸などの消化器官に負担がかかるだけでなく、栄養の吸収が悪くなります。さらにむし歯や歯周病などが原因で、心臓や腎臓、アレルギー性の病気などが引き起こされることもあります。具体的には歯の病気が原因となり、右記のような症状を引き起こす可能性が高まります。

■頭痛
■肩こり
■虹彩炎(目の病気)
■心内膜炎(心臓の病気)
■腎孟炎(腎臓の病気)
■早産
■神経痛
など

 

一見歯とは全然関係ないと思われていた部分にも、悪影響を及ぼすかもしれません。他にも、よく噛めなくなると顔の形や歯並びが悪くなったりする恐れもあります。

大切な歯と歯ぐきを守るための正しいケアを、この春からスタートしてみませんか?