クリニック便り

55歳以上は注意!大人のむし歯

皆さんこんにちは! いかがお過ごしでしょうか。いよいよ寒さも本番になってきましたね。私は昨年から自宅に薪ストーブを購入し、年中せっせと薪を集め暇があると子供達と火種の松ぼっくりを拾い、休日に薪割りをして、この時期に薪をくべて自宅を暖めて楽しんでいます。エアコンのリモコンを押せば、薪集めや薪割りなどせず、なんの苦労も要らずに部屋は温まりますが、アナログな手間が逆に楽しいです。ただこの時期に近所の林で松ぼっくりを無心で拾っていると不信な目で見られることも事実です。

間違えやすい!漢字表記のおぼえかた

健診 と 検診

今回は「健診」と「検診」の使い分けについてご紹介します。 「健診」は身長・体重・血圧などを調べ、生活習慣病などを予防することが目的の健康診断のことを指します。
それに対して「検診」は胃・肺・歯などの特定の部位を調べ、いち早くその部位の病気を発見することが目的になっています。

あなたはわかりますか?歯の雑学クイズ

みなさんは1回の食事にどれくらい時間をかけていますか? 昭和初期頃の食事時間は平均約22分だったそうですが、現代では約11分と言われています。
さて、今から約800年前、源頼朝がいた鎌倉時代の食事は、1回あたりどのくらいかかったでしょうか?

★ヒント★
おそらく鎌倉時代は、昭和初期よりも硬く噛みごたえのある食事が多かったはずです。 答えはこのページの一番下をご覧下さい。

歯にいいレシピ

ブリのピカタカレーマヨソース添え

材料(2人分)
・ブリの切身・・・・・・・・・・・・3切れ(80g程度)
・塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/4
・ブラックペッパー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
・ブロッコリー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90g
・薄力粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
・卵・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1個
・加塩バター・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10g
・サラダ油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ2
・酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1と1/3
<カレーマヨソース>
マヨネーズ・プレーンヨーグルト・・・・各大さじ1
カレー粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々

栄養価(1人分)
●エネルギー・・・・・・・・250.3kcal
●カルシウム・・・・・・・・・・・・31.5mg

作り方
①:ブロッコリーは小房に分け、熱湯で3分ゆでたらザルにあげる。 ブリは1切れを3等分に切り、塩とブラックペッパーをふって3分程度おく。
②:ブリとブロッコリーの水分をペーパータオルで拭き、薄力粉をまぶして溶いた卵をくぐらせる。 これを加塩バターとサラダ油を入れて熱したフライパンに並べて、3分ほど焼く。
③:ブリとブロッコリーを裏返し、酒を加えてふたをして2分ほど蒸し焼きにする。 皿に盛り付け、<カレーマヨソース>の
材料を混ぜて添える。

ワンポイント!
ヨーグルトには骨や歯の形成に欠かせないカルシウムが含まれています。 ブリにはカルシウムの吸収を促進してくれるビタミンDや、歯ぐきの血行を良くして細胞の老化を防ぐビタミンEが含まれています。

55歳以上は注意!大人のむし歯

むし歯は年齢を問わず発症するものではありますが、現代では特に55歳以上の方の「大人のむし歯」が増えていることが分かっています。 厚生労働省が行っている歯科疾

患実態調査で、平成11年・平成17年・平成23年ごとの「むし歯」の割合を見てみると、他の年代ではほとんど変化がないものの、55歳以上ではむし歯を持つ人が調査ごとに増えていることが分かっています。

大人のむし歯は、以前治療した歯に再び起こるものが多いので注意が必要です。 こういったむし歯に早く気づくためにも歯科検診を定期的に受け、早期発見に努めましょう!

★ クイズの答え ★
③ 30分

鎌倉時代の食事を再現したところ、噛んだ回数は2654回、時間は29分かかったそうです。 当時の食事は現代の約4倍も時間がかかっていたようです。