クリニック便り

デンタルフロスや歯間ブラシを有効活用しよう ほか

皆さんこんにちは!いかがお過ごしでしょうか。一気に寒くなりましたね。毎朝外に出ると寒さに驚きます。温かいものを美味しく感じる季節です。
 
その分お口の中のやけどが多い時期です。お口の中のやけどは口内炎になることがあるのをご存知でしょうか?低温やけどの場合、お口の中がやけどになったことに、ご本人はきづかないことが多いようです。
 
なぜかよく口内炎になってしまうとお困りの方は、熱い食べ物に注意してみてください。治療一辺倒でなく、こんな話も、検診の時にしたりしています。
 

間違えやすい!漢字表記のおぼえかた

 
「沸く」と「湧く」
 
お湯は「沸く」、温泉は「湧く」の方を使いますが、「観衆が“わく”」「興味が“わく”」といった時はどちらを使うでしょうか?
 
これは「沸く」→「水がグラグラと煮える」→「気持ちが高ぶる様子」と、「湧く」→「水がじんわりとにじみ出す」→「心の底から込み上げてくる様子」をイメージしましょう。
 
つまり、騒がしく気持ちが高ぶっている観衆の場合は「沸く」の方を、じわじわと心の奥から出てくる興味には「湧く」の方を用います。
 
 

あなたはわかりますか?歯の雑学クイズ

 
むし歯は、お口の中に生息する「むし歯菌」が、砂糖などの「糖分」とくっつくことで酸が生まれ、その酸が歯の表面を少しずつ溶かしていくことでできてしまいます。では問題!むし歯を作る「むし歯菌」の名前は次のうちどれでしょう?
 
 
★ヒント
歯ブラシや歯みがき粉のCMで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?答えはこのページ最下部をご覧下さい。
 

歯にいいレシピ

 
すき焼き風豆乳グラタン
 
材料(2人分)
◆すき焼き煮の材料◆ 
・牛ももスライス肉 80g
・しらたき 80g
・たまねぎ 50g
・春菊 30g
・めんつゆ 大さじ1と1/2
・水 1/4カップ
◆ホワイトソースの材料◆
・水 1/2カップ
・クリームシチュールー 20g
・豆乳 1/4カップ
・とろけるチーズ 30g
・パン粉 2g
 
作り方
①:牛肉・しらたき・たまねぎ・春菊は食べやすい大きさに切る。すき焼き煮の材料を鍋に入れて火にかけ、アクを取りながら10分ほど煮る。
②:別の鍋に水とシチュールーを入れて弱火にかけ、ルーが溶けるまで加熱する。火を止めて豆乳を少しずつ加え、ダマができないように木べらで混ぜる。
③:グラタン皿に①を入れ、②をかける。とろけるチーズとパン粉を上にのせる。
④:表面に焼き目がつくまで220℃のオーブントースターで7~8分ほど焼いて完成。
 
栄養価(1人分)
●エネルギー 169kcal
●カルシウム 159mg
 
ワンポイント!
しらたきには食物繊維が豊富に含まれているため、よく噛むことで歯の表面がしっかり清掃されます。また、豆乳やチーズ、春菊には骨や歯を形成するカルシウムが含まれているため、栄養バランスのよいレシピです。
 

デンタルフロスや歯間ブラシを有効活用しよう

「毎日歯みがきは欠かさないのに、むし歯や歯周病になってしまうのはどうしてだろう?」とお悩みではありませんか?
 
実は、歯ブラシでていねいにみがいたつもりでも、「歯と歯の間」や「歯と歯ぐきの境目」といった部分に汚れが残ることは多いのです。
 
そこで今回は、「歯と歯の間の汚れを落とす専用の器具」をご紹介します。
 
【デンタルフロス】
 
デンタルフロスは糸状になっていて、食べカスが残りやすい歯と歯の間の汚れを取ります。毎歯みがき後でなくても、1日に1回程度使うのがおすすめです。
 
<使い方>
 
①ひも状のデンタルフロスを40cm程度の長さに切り、左右の中指に巻き付けます。
 
②人差し指を使って2cm程度、フロスをピンと張った状態にします。
 
③歯間に入れ、前後に引くようにしながら上下に動かします。
 
④次の歯間をケアする際には、③で使用した部分をずらして新しい部分を使います。
 
F字型・Y字型のデンタルフロス
①デンタルフロスを左右に動かしてゆっくりと歯間に挿入します。
②上下左右に動かして歯間部の歯垢を取り除きます。
③ゆっくりと左右に動かしながら歯間から抜きます。
 
【歯間ブラシ】
歯間ブラシは持ち手の先端にブラシがついていて、歯と歯の間の広い範囲を掃除できます。使い方は簡単で、歯間に入れて前後に動かすだけです。洗って再使用もできます。
 
デンタルフロスや歯間ブラシにはいろいろなサイズやタイプがあるので、自分の歯にあった使いやすいものを選んでくださいね。
 
★ クイズの答え ★
①ミュータンス菌
 
ミュータンス菌の正式名称は「ストレプトコッカス・ミュータンス」と言います。とてもカッコ良い名前ですが、むし歯をつくる悪いやつなので、覚えておいてくださいね。