クリニック院長ブログ

風邪やインフルエンザと歯周病の意外な関係

歯周病の予防と治療が、心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病・早産のリスクを軽減をさせることが、今頻繁に言われています。

それだけでなく、扁桃腺炎などの身近なウイルス・細菌感染にも、歯周病予防や治療が効果を発揮することが分かってきているのです。

このことは、歯周病治療を毎日していれば実感としても感じることができます。

歯周病は、歯周組織といわれる歯の周りの組織の病気です。おもに歯肉から出血や腫れが見られます。歯周病が進行すると、簡単に歯肉から出血し、頻繁に歯肉の腫れを繰り返すようになります。

口は、様々な細菌やウイルスにさらされる場所であり、人間の体の中で外部環境がそのまま体内に繋がる入り口です。

風邪・インフルエンザ・細菌性大腸炎等の予防には、まず手洗いとマスクが基本です。すなわち、口から体内へ細菌やウイルスを進入させないことこそが予防につながるのです。

考えてみてください。その細菌やウイルスにさらされる体内への入り口が、すでに病気にかかっていたら、当然、防御機能はほとんど働きません

さらに、歯肉から容易に出血するようなお口の状態では、その血液に細菌やウイルスが感染し、全身に循環してしまいます。

歯周病を治療していて感じることは、歯周病を全く患っていない患者さんは、全身状態も とても健康という方が多く、歯周病が進行し重い方は 他の病気や ウイルス性疾患を患っていらっしゃったり、よく病気にかかりやすい体質だったりという方が多いと感じます。

扁桃腺炎を繰り返すなどの方も、実は歯周病と関連している可能性があります。

これから風邪やインフルエンザが猛威を振るう季節がやってきます。毎年風邪を引いてしまう、というあなた。その原因は以外におお口にあるかもしれませんよ。

気になる方は是非、歯周病治療に絶対の自信がある当院:リリィ歯科クリニックを是非受診してみてください。