2026年10月号

みなさん こんにちは! いかがお過ごしでしょうか。秋の気持ち良い季節がようやくやってきました。朝晩は涼しくなり、外を歩くのも心地よい時期ですね。私は毎朝、寝ぼけている長男を起こして学校に行かせるため、歩いて駅まで向かいます。先月まで長雨で毎日憂鬱でしたが、10月からは朝が待ち遠しくなるほど気持ちの良い気候の日が多くなりました。今年は十分雨に降られましたので、こんな天気がずっと続いてほしいです。
季節の健康コラム
冬の上手な「ちょこっと換気」

寒さが深まる季節ですが、「換気をすると部屋が冷えるから」と窓を閉め切っていませんか? 冬の換気は、窓を大きく開け続けるより、暖房を使いながら窓を少し開けるのがコツです。短時間に窓を全開にするより、一方向の窓を少し開けて換気を続けるほうが、室温の変化を抑えやすくなります。
24時間換気システムがある家では、基本的に止めずに使い、給気口が家具などでふさがれていないかも確認しましょう。窓を開ける場合は、暖房器具の近くから外気を入れると、入ってきた冷たい空気が暖められ、室温が下がりにくくなります。ただし、ストーブなど火を使う器具の近くでは、カーテンなど燃えやすい物との距離にも十分注意しましょう。
寒い季節は、空気を入れ替えながら暖かさも守りましょう。寒さを我慢する換気ではなく、「ちょこっと換気」で冬の室内を心地よく保ちませんか。
歯とお口のトリビア
お歯黒とむし歯の意外な関係

かつて日本では、結婚した女性が歯を黒く染める「お歯黒」という風習がありました。既婚の証であり、当時の美しさの象徴でもあったのです。実はこのお歯黒、見た目のためだけではありませんでした。
使われていたのは、鉄を酢に浸して作った液と、ヌルデという木にできる虫こぶに含まれるタンニンという成分です。これらを混ぜると黒い膜となり、歯の表面をぴったりと覆います。この膜が酸から歯を守り、むし歯や歯周病を防ぐ働きがあったと考えられています。
見た目のための風習と思われていたものが、実は理にかなった歯の守り方だったのです。ちなみに、現代の私たちには、フッ素入りの歯みがき剤という心強い味方があります。昔の人の知恵に感心しつつ、毎日の歯みがきを大切にしていきたいですね。
歯みがきのあと、お口を何回もゆすいでいませんか?
すすぎは少しの水で一回だけ

歯みがきのあと、お口の中がすっきりするまで何度もお口をゆすいでいませんか? これはとても丁寧な習慣に思えますが、実はそのひと手間が、むし歯を防ぐ力を洗い流してしまっているかもしれません。
●歯みがき粉は「洗剤」ではなく「お薬」です
現在市販されている歯みがき粉には、そのほとんどに「フッ素」が含まれています。フッ素には、むし歯菌が出す酸で溶けかけた歯の表面をもう一度固め直す働きと、むし歯菌が酸をつくる力を弱める働きがあります。
ここで大切なのが、フッ素が歯の表面にとどまっている時間です。みがき終わったあとも、フッ素はお口の中に薄く残り、しばらくのあいだ歯を守り続けてくれます。ところが、水でしっかりゆすいでしまうと、その大切な成分は流れていってしまいます。汚れを落とすことだけを考えて何度もうがいをしてしまうのは、せっかく塗ったお薬をすぐにふき取ってしまうようなものなのです。
●すすぎは「少しの水で一回だけ」

予防歯科の先進国として知られる北欧では、みがいたあとに強くゆすがない方法が広く定着しています。特別な道具はいりません。ご家庭でも今夜から同じようにできます。まず、歯みがき粉は控えめにせず、大人なら歯ブラシに2センチほど付けます。歯みがき粉が歯全体に行き渡るよう、少し多めが目安です。みがき終わったら、泡をよく吐き出します。そして、すすぐのは大さじ一杯ほどの水で一回だけ。少し物足りなく感じる方は、水を口に含んだあと、歯と歯の間に水を通すように動かしてから吐き出すと、さっぱりします。
●効果をもっと高めるひと工夫
すすぎを一回にしたあとは、30分から1時間ほど飲食を控えると、フッ素がしっかり働いてくれます。この方法が特におすすめなのは、夜、寝る前の歯みがきです。眠っているあいだは唾液の量が減り、歯がもっとも無防備になる時間だからです。
なお、小さなお子さんは年齢によって、ふさわしい歯みがき粉の量や濃度が異なります。仕上げみがきの際の目安は、ぜひ当院スタッフまでおたずねください。道具も費用も増えず、変えるのは「うがいの回数」だけ。今夜の歯みがきから、ひとつだけ習慣を変えてみませんか。
歯にいいレシピ

小松菜とアーモンドの白和え
栄養価(1人分)
●エネルギー・・・・・・・・・・140kcal
●カルシウム・・・・・・・・・・・・200mg
●ビタミンC・・・・・・・・・・・・・・13mg
材料(2人分)
・小松菜・・・・・・・・・・・・・・・・・120g
・木綿豆腐・・・・・・・・・・・・・・・120g
・アーモンド・・・・・・・・・・・・・・・20g
・白ごま・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
・しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
・砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・小さじ1
作り方
①:木綿豆腐はキッチンペーパーで包み、軽い重しをのせて5~10分ほど置き、水気をしっかり切ります。
②:小松菜はさっとゆでて水にとり、水気をしっかりしぼって3cmほどの長さに切ります。
③:アーモンドは食感が残る程度に、包丁で粗く刻みます。
④:豆腐をなめらかにつぶし、白ごま・しょうゆ・砂糖を混ぜます。小松菜とアーモンドを加え、全体をやさしく和えたら完成です。
ワンポイント!
小松菜と豆腐で骨に良いカルシウムを補い、アーモンドでよく噛む工夫をプラスしています(アーモンドの硬さは、きざみ方で調整できます)。よく噛むことで唾液の分泌を促し、お口の中を清潔に保ちます。加えて、歯ぐきを支えるビタミンCも豊富な一品です。




























