クリニック便り

6/4~6/10は「歯と口の健康習慣」他

長い祝日も終わり「令和」になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか? 私はGWについて予想されたような混乱は特に感じずに、それほど疲れず過ごすことができました。これも祝日に休まずに働いてくださる方々のおかげと改めて感謝した連休になりました。 いよいよ今年も折り返し時期に差し掛かり寒さはなくなり、暑くなります。夏バテ対策を今からしておいて日本の暑い夏を乗り切りたいですね。私の場合、5歳と3歳の子供が仕事を終えるのを待ち構えていて、飛び掛かってくるので体力強化は必須です。

世界でも人気?日本の歯みがき粉

2017年度に「日本歯磨工業会」が調査したデータによると、液体歯みがきや洗口剤など、日本製の歯みがき剤の輸出総額は、49億2100万円だったそうです。 特に中国では健康志向が高まっており、日本製の歯ブラシや歯みがき剤を購入する中国人観光客が急増しているそうです。日本には多くの種類の歯みがき剤があり、海外でも話題になるほどです。知覚過敏の方向けもの、口臭予防できるものなど、様々なお口のトラブルに合ったものが選べるというのは、とても幸せなことではないでしょうか。

天然記念物が多い都道府県ランキング

天然記念物とは「昔からその土地に生息する動物・植物などの自然物が、周りの環境が変化しても、現在もそのままの姿で残っているもの」になります。天然記念物は国をあげて大切に保護されています。日本の天然記念物の総数は858件あり、最も多いのは山口県の38件でした。全国各地には多くの天然記念物がありますので、旅行にお出かけの際は、巡ってみるのも楽しそうですね。

6月4日~10日は「歯と口の健康週間」です

毎年6月4日~10日までの1週間は「歯と口の健康週間」です。この機会に改めて歯の健康について考えてみましょう。

歯や歯ぐきの衰えは40代から始まる

人間の身体は年齢を重ねていくごとに少しずつ衰えていきますが、特に歯や歯ぐきは40歳あたりから下り坂になります。 このころはちょうど働き盛りで、さらに子育てに忙しい時期でもあるため、歯のケアを怠りがちです。忙しい中でも、時間を見つけて歯科医院で定期健診を受けるように心がけましょう。

 

なぜ歯を失ってしまうのか

歯を失う主な原因は「むし歯」と「歯周病」です。とくに多いのが歯周病で、口の中に潜む細菌が歯と歯ぐきの間で繁殖することで引き起こされます。歯周病予防のためには「歯みがき」「バランスのよい食生活」「免疫力アップ」が重要です。日々の積み重ねが歯の健康へとつながっていくのです。
 

80歳で20本の歯を残すために

厚生労働省と日本歯科医師会が推進している「8020(はちまるにいまる)運動」はご存知ですか?これは80歳までに20本の歯を保ちましょう!という呼びかけで、20本の歯が身体の健康につながることからスタートした運動です。80歳で20本の歯があればほとんどの食べ物を噛みくだくことができ、食事もおいしく楽しめます。歯の健康が心と身体の健康にもつながるのです。 ご自宅でのセルフケアと歯の定期健診でお口の健康を保ちましょう。

歯にいいレシピ

グリンピースとごぼうの豆乳ポタージュ

材料(2人分)
・冷凍グリンピース・・・・・・70g
・ごぼう・・・・・・・・・・・・・・・50g
・じゃがいも・・・・・・・・・・・40g
・水・・・・・・・・・・・・・・・・・400ml
・食塩・・・・・・・・・・・小さじ1/8
・コンソメ・・・・・・・・・・・・4g
・こしょう・・・・・・・・・・・・・・・少々
・調整豆乳・・・・・・・・・・・200ml

ワンポイント!
豆乳などの豆製品には、骨や歯を作る「カルシウム」が多く含まれています。ポタージュなどのスープ状にすることで、栄養素がムダなく吸収できるためおすすめです。

作 り 方
①:ごぼうの皮をこそげ取って洗い、厚さ5mm程度のななめ切りにする。
②:じゃがいもは皮をむいて一口大にカットする。
③:鍋に水(分量外)と①を入れて火にかけ、ごぼうが柔らかくなるまでゆでる。
④:③のお湯を捨て、鍋に水400ml・じゃがいも・冷凍グリンピースを入れて火にかけ、じゃがいもが柔らかくなるまでゆでる。
⑤:あしらい用のグリンピースを少し残してから、④の荒熱を取り、固形物がなくなるまでミキサーにかける。
⑥:ボウルに⑤・食塩・コンソメ・こしょう・調整豆乳を入れて均一にまぜる。
⑦:器に⑥を盛り付け、あしらい用のグリンピースをのせて 栄養価(1人分)

●エネルギー 92kcal
●カルシウム 36mg